一般社団法人 監督が怒ってはいけない大会について!

怒ってはいけない大会では、重視するのは勝ち負けではなく「子どもたちが楽しくのびのびとプレーすること」です。
参加していただく指導者には、大会のコンセプトであることを理解し、大会を機会に自分の指導の仕方を見直してほしいという想いもあります。
この大会は、一番は子供たちが楽しめる大会ですが、同時に監督がチャレンジする大会でもあります。子どもたちには、監督やコーチが怒鳴ったり、怒ったりしたら、私のところに報告に来てねと伝えています。子どもが報告に来たら、指導者を私が注意するのです。
子どもたちは怒られないとわかっているので、伸び伸びプレーします。でも、指導者からは「怒らないならどう指導すればいいのか」を問われました。
試合の後などに指導者にヒアリングすると、驚いたような顔をされます。
「いや、怒ってませんよ」「あれは怒っているうちに入らない」「自分では怒ってないと思っていた」
指導者の方たちは、怒っている意識がないのです。どうしても指導する際には、熱く伝えてしまい、指導を受けている側は怒っているように聞こえてしまうのです。また「これまで教えてもらった指導者のことを批判するのか!?」とよくお叱りを受けます。私は、指導者の方々に感謝はしています。あのときはそういう時代でしたし、批判をしているわけではないのです。
それに、ほめられて育てられたらどうなったかと言われても、比べようがないのでわかりません。
参加してくれた子どもたちに感想を聞いてみると「監督に怒られないとわかっていたから、いつもなら打てないアタックを打てた」とか「思い切って飛び込めた」という感想がありました。やっぱり普段は怒られるからトライできないんだと思いました。
これから団体を設立し、より「怒ってはいけない大会」をさまざまなスポーツに広めるため、企画を進めていきます。
まだまだ一時的な大会のため、目的である「子どもたちが楽しくのびのびとプレーすること」をより加速させて浸透するためのプロジェクトです。

代表メッセージ

「監督が怒ってはいけない小学生バレー大会」を開催して7年目になります。
「怒る指導」は心の成長を阻止し、考える機会を奪います。将来の夢や目標ができた時、必ず壁が立ちはだかります。その壁を越えるために心の基本、『強い意志』を作っておかなければいけません。
それは人から与えられたものではもろく崩れやすいと私は思います。小学生のスポーツを始めるこの時期はとっても大事な時期です。根性がない!気合が足りない!と脱落させる指導ではなく、スポーツは楽しいと思え、自ら考え行動でき、継続できるような環境にして欲しいと考え、少し攻撃的ですが、シンプルに『監督が怒ってはいけない』というルールの大会を開催させていただきました。
「監督が怒ってはいけない大会」は、他競技からも学ばせていただき、常に進化させていきたいと思っています。

プロジェクトメンバー

Project Member

   

北川 新二

プロジェクトメンバー

これまで7年間の怒らない大会開催の実績とノウハウを元に小学生のスポーツの環境改革に取り組みたいと思いました。
子どもたちが楽しく、自主性を持って行動出来る環境、指導者も楽しく、子どもたちの成長を手助け出来る環境、保護者さんが安心して見守れる環境を目指して私たちもチャレンジして行きたいと思います。

   

北川 美陽子

プロジェクトメンバー

勝利至上主義、怒られてばかりの指導でバレーボールが嫌いになった私が、子どもの「バレーがしたい!」の言葉に背中を押され、ジュニアバレーだったら楽しくできるかも…。と指導を始めました。
しかし、いつの間にか自分がされて嫌だった、勝利至上主義、怒ってばかりの指導をしてしまい、変わりたいと思っている時に益子さんに出会いました!
益子さんと「監督が怒ってはいけない大会」を開催し怒る事をやめたら、子ども達の顔がイキイキと輝いて、練習に行くのが毎回楽しくなりました!そして、子ども達がたくさんチャレンジする様になりました!
怒らないと言うのは、プレーに関しての事だけ。靴を並べたり、自分の荷物を整理整頓したり、練習中ダラダラ歩かない、仲間を攻撃しない等…プレー以外の所は厳しく教えてます!
全国に私のように悩んでいる指導者さんがたくさんいるはず。
そんな指導者さんに寄り添いながら、子ども達の笑顔をたくさん見たい!と思っています‼